未来を創るのは若者である。

メガネをかければ近くが見えないし、かけなければ遠くが見えない。私の
目はどうしてしまったのでしょう?テレビを見ながらの食事時間、私のメ
ガネはどこに行けばよいのか?そんなことに悩む50才です。

そういえば昔は、「お父さんが定年になったら、夫婦で旅行なんかして、悠
々自適に暮らしたいですね。」なんというほのぼのとした会話がテレビドラ
マかなんかで繰り広げられていたように記憶しているのですが、そういう価
値観ってすっかりなくなってしまいましたね。現代の諸先輩方は年をとって
もまだまだ若く、定年を過ぎてもバリバリ働きたい、働くことに意義を感じ
ていきたい、と思われている方が多いように感じます。そしてそんな皆さん
は長年培ってきた経験、高い技術を持っています。

『みんながよくなる。』を経営理念に掲げるわが社としては、そんな従業員
の皆さんの経験・技術に頼りながらも、働きたいという期待には応えていき
たいですし、納税と雇用が企業の責務だとするならば、昨年施行された「高
齢者雇用安定法」で定年を70才に延長するなどの努力義務が課されたよう
に、その期待に応えることは社会の公器としての企業に課された責任だと思
います。

しかし、高齢者の入り口に立ち、老眼に悩む私は勘違いしてはいけないと思
うのです。あくまで『未来を創るのは若者である。』と。(カッコ良すぎます
かね?)ベテランに頼るのは楽なのです。なにも変える必要がないのですか
ら。でも、もうメタバースとか、NFTとか聞いても訳が分からんのです。だ
から高齢者、ベテランの培ってきた技術を大切にしながらも、若手に権限移
譲して次の時代を託していく。そこに怠慢になってはいけないと思うのです。