最近、つくづく「基本のチカラ」を痛感しています。基本といっても難しい話で
はなく、挨拶・整理整頓・礼儀――ほんの小さな行動です。でも、この「小さな
行動」が持つインパクトは、結構大きい。
先日、ベテラン社員からこんな声が聞こえてきました。
「あいつは挨拶もしないで黙って帰る。常識がなってないよな。」
ごく些細なことかもしれませんが、実はこうした不満が日々のストレスを生み、
職場の空気をじわじわ悪くします。製造現場はチームワークが命。 だからこそ
、挨拶ひとつで互いの心理的距離がぐっと縮まる――そんな感じありますよね。
田村製作所には多様なバックグラウンドを持つ仲間がいます。社会人マナー研
修をしっかり受けてきた人もいれば、そうでない人もいる。そして、正直に言
えば、これまで会社として “常識” を体系立てて教えてこなかったのも事実です。
「常識」は生まれつき備わった能力ではなく、環境と教育で身につくもの。上司
が部下を注意しづらい空気があるなら、それは私の責任!(だと今更気づいてい
ます・・。)。トップが基準を示さずに「常識がない」と嘆くのは、社員の皆さん
に申し訳ない。
新人研修だけでは全体の変化にはつながらないと思います。社長である私自身が
率先垂範し、取締役が続き、管理職が背中で教える。それが一番の近道なのでは
ないかと。
まずは私の「5分前行動」でしょうか・・。
