いずれ

長岡本社工場のクレーンが一基壊れてしまいました。以前から「壊れたら
もう部品が手に入らないから、いずれ入れ替えなければいけない。」と指
摘されていたクレーンでした。早くに決断しなかったために、従業員の皆
さんに苦労を掛けてしまって申し訳ない思いです。

感じるのは「いずれ」は今日になるのか、数年後になるのかは別として必
ず訪れるということです。待っていても解消されることはない。もう部品
の生産が無い設備は「いずれ」使えなくなる。建設業は「いずれ」土日休
みになる。物価がこれだけ上がると、日本人の給与レベルは「いずれ」上
がってくる。私も「いずれ」引退する。おそらく実現する未来です。

今までは、古い機械を何とか使いこなす、使い切ることが普通でした。建
設業は土曜日も仕事が普通でした。仕事がないから、なんとか今の給料を
維持するのが普通でした。この「普通」という意識を突破するのは精神的
なハードルが結構高いです。

昔は男はちょんまげをするのが普通でした。でも今町中でちょんまげして
たら恥ずかしい。今の「普通」は近い将来の「恥ずかしい」です。

さあ、ちょんまげを切りましょう。切るほどの髪が無いのが残念ですが・・。