手伝い

「今日は、~さんの手伝いをします。」「~さんがあっぷあっぷなんで手伝いま
す。」、こんな会話を社内で聞く機会が多くあります。「手伝う」という行為は
、やさしさ、思いやり、人助け、という意味でとらえると非常に良い行為だと
思います。しかし、なんか引っかかるのです。そこで、その意味を調べてみま
した。

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「手伝い」の意味は、「人が何かをする時に、その作業をサポートしてあげる
こと」です。基本的にメインとなる人がいて、その人の責任としてものごと
を行う時に、簡単な作業を補助することを言います。
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つまり手伝う本人は無責任であり補助であるという事、すなわちプロフェッシ
ョナルの仕事ではないという事です。ラグビーで活躍された平尾誠二さんは本
の中で『チームワークは単に助け合うことじゃない。個人がそれぞれの責任を
果たすことが本当のチームワークだ』と語っています

工場内で道具をもってくることも、事務所でコピーをとることも、会社に来て
給料をもらっている限りはプロの仕事です。ですから、会社に「手伝い」に来
てはいけない。それでは「手伝い」をなくすにはどうしたらよいか?しっかり、
仕事に見通しを立て役割分担をして、分担した、分担された仕事に個々がしっ
かり責任をもつことだと私は思います。

従業員の皆さんが、責任を持ったプロであることを前提に、思いやりにあふれ
たチームをつくっていく。この前提が大切なのだと思います。