先月より、従業員全員と面談を始めました。まだまだ緒に就いたばかりで
すがやわやわゆっくり進めていこうと思っています。その中で若手の成長
を感じています。技術的な成長というより、仕事に対する姿勢というか、
今まで先輩の手伝いをしていたのが、それが自分の仕事になってきた。自
分事、仕事に対するオーナーシップというかそういうものを身につけてき
たのを感じました。
オーナー社長が会社に対してすべてに自分事なのは、単純に本当にオーナ
ーだからでわかりやすいのですが、どのようにしたら従業員の皆さんに自
分事で仕事をしてもらえるか?その仕事のオーナーになってもらえるかは
非常に大きな課題です。
手伝いをさせるのではなく部下に任せる。初めて自転車を運転する子供に
教えるように荷台に手を添えながらサポートする。そして出来るようにな
ってきたら手を離す。それを丁寧にやっていくことが大事なのだと思いま
す。
最近私が感じている仮説なのですが、それはオーナーシップというのは誰
か一人しか持つことができないのではないか?ということです。つまりあ
る仕事に対するオーナーシップを私が持っているうちは、部下はその仕事
のオーナーにはなれない。オーナーシップを手放すという作業をしなけれ
ば、オーナーシップは引き継ぐことができないということです。
私も50才を超え、本気で事業承継について考えなければいけない年代に
なってきました。事業承継というのは、部下に任せるという程度の話では
なく本当に自分がいなくなるわけで、真にオーナーシップを引き継ぐ必要
があります。
そのためにはどんなにその仕事が気になっても、気になってないようにふ
るまう。最終的にはその仕事に対して無関心になるくらいでなければ本当
のオーナーシップは引き継ぐことは出来ないのではないかと感じています。
それは非常に勇気のいる作業です。
そうなると私がやることは全くなくなってしまうので、そろそろペットで
も飼わなきゃかな?