I serve

先日、あるライオンズクラブの集まりに参加してきました。その会は私が所
属するクラブとは別のクラブの、創立60周年記念の集まりで、広く諸処の
ライオンズクラブから参加者が集まっていました。

ライオンズクラブでは、乾杯などの時に「We serve(我々は奉仕する)」と、
掛け声をかけます。なんだか建て前というか、ちょっと偽善っぽいというか、
どうも正直なところ自分自身にとってはただの掛け声でしかありませんでし
た。

その会で長岡市長の磯田達伸さんが、来賓のご挨拶に立たれこのようなこと
を話されました。「ライオンズクラブではいつもWe serveと掛け声をかける。
先日、イギリスのエリザベス女王が即位70年の記念式典に立たれ、その挨拶
の中でI serve(私は奉仕する)と話されていた。その奉仕の姿勢で、イギリ
ス国民と向き合ってきたからこそ、あのように盛大に国民に祝福され、人気
があるのではないか。」と。(理解が違っていたらスイマセン)

仕事をするという事は、責任がある人であればあるほど割に合わないし、割に
合おうが合うまいが、責任を全うすることしか選択できません。そうであれば
、責任がどうこう、損得がどうこう、考えているうちにさっさと覚悟を決めて
「I serve」とやってしまったほうがさわやかではないかと。

70年間、「I serve」とやり切ったエリザベス女王はとっても素敵です。さわや
かに、颯爽と責任を引き受けて「I serve」。そんなカッコいいビジョンが見え
た出来事でした。