皆様の会社では人事評価はどのように行われているでしょうか?弊社では賞与
支給前の年二回、査定表にて評価を行っています。私は今まで人事評価という
のはボーナスや昇給を決めるためのものと考えていました。しかし、それは勘
違いであったと気づき反省しています。
その気づきは一言でいうと人事評価は『社員の育成(社員の成長)』のために
行うものだということです。それを理解した上で評価することが大切だと考え
ています。
例えば校内マラソン大会で一位をとりたいと考えたとします。そのために自分
なりに練習をします。ハテ?それだけで一位を取れるでしょうか?
大切なのは自分の実力を正確に知ることです。そのために校内マラソンの練習
会に参加します。一位との差は5分ありました。そうであれば練習方法も目標
も明確になります。5分縮めればよいのですから。
人事評価は社員一人ひとりが自分自身の意思で成長するために、その社員の実
力・立ち位置を知らせることになります。
部下を育成するにも、『あーしろ!こーしろ!』では社員もきっとやらされ感が
あるでしょう。それよりも実力・立ち位置を正確に伝えてあげて、社員自らの意
志で成長していってもらえたら最高でしょう。
社員の成長はもちろん会社の生産性の向上につながります。社員が成長し、収益
を上げ、『みんなが良くなる!!』の経営理念につなげていきたく思います。