弊社では朝礼で、朝礼当番が毎朝「みんながよくなる。報告」をしていま
す。これは、『みんながよくなる。』という経営理念に則して、みんなに起
こった出来事や心がけること、想いを発表する場です。
鉄骨の仕事(機械加工の仕事も同じですが・。)はお客様に指定された仕様
の製品を納める仕事です。その意味で求められた品質のものを求められた
納期に納めることが当然でありそれが仕事です。つまり100点の仕事をす
ることが当たり前で、その中にミスがあるとそこからマイナス点がついてい
くという特性があります。反対にそれ以上のプラスを付ける要素はあまりな
いと考えがちです。
そういう考えで仕事をしているとどうしても会話がマイナスの方向に行きが
ちになります。「あいつが間違った。」「あいつが遅い」とか。プラス要素の
話が出なくなっていきます。そんな風にお互い責任を擦り付け合いマイナス
の会話ばかりで雰囲気を悪くしていき、ダメになっていく姿を多く見てきま
した。
しかし考えてみれば、仕事にミスがあるということは必ず誰かがそのミスを
フォローしているということです。「間違ったけど、仲間が一緒に残業してく
れて間に合った。」「ミスを営業マンがお客様に謝ってくれた。」等々。必ずそ
んなプラスがあるのです。そんな会話が会社の中で出てくればきっといい雰
囲気の仕事場になっていくはずと考えました。そこから『みんながよくなる。
報告』が生まれました。
ぜひ社員の皆さんには、そんなエピソードを共有してほしいと思っています。
そうすると少しづつ、『みんながよくなる。』会社につながっていくと思いま
す。