感謝と希望の連鎖

先月に引き続き体調を崩してしまいました・・。今度はコロナです。療養期間
最終日に原稿を書いております。毎月原稿締め切り日に体調を崩すのは何かの
お告げでしょうか?皆さんも季節の変わり目、お身体にはお気を付けください。

というわけで、コロナ自宅待機中の私は自宅にこもりながらパソコンに向か
っております。この日曜ももちろん家族とも会わないように部屋にこもりき
りで、とても暇なので、なぜか、太平洋戦争を題材とした映画を見てみよう
!と思い立ち一気見しました。

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 成田洋一監督
「日本のいちばん長い日」 原田眞人監督
「男たちの大和 YAMATO」 佐藤純彌監督
「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」 平山秀幸監督
「ラーゲリより愛を込めて」 瀬々敬久監督

一番良かったのは、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」でしょう
か。家族や学校に不満タラタラの女子高生がなぜか1945年にタイムスリッ
プし、出撃間近の特攻隊員と恋に落ちる物語です。理不尽に見える死に直
面する特攻隊員やそれを取り巻く人たちとの交流の中で、今生きることに
感謝していく。そのような内容でした。(ネタばれすいません・・。)

今回これらの映画をみた全体を通しての私の感想も全くこの主人公の女子高
生と同じ(おっちゃんですが)で、いかに今の自分たちが生きている環境が
恵まれているのか。それは当たり前のことではなくその時代を生きた先人た
ちのおかげであると、とても「感謝」する気持ちになりました。

「ラーゲリより愛を込めて」もよかったです。シベリアに抑留された主人公
がいつ日本に帰れるかわからない状況の中で、「生きるだけではダメなんだ。
希望がなければ。」と。

過酷な環境の中で「希望」をもって生きてきた先人たちがいる。その「希望」
の力が集まって我々が生きている今を作っている。そして、そのことに今「感
謝」した自分がいる。ならば今生きる私がすべきことは何か?

それは「希望」をもって生きることに他ならないのだと思います。

田村製作所も創業63年。祖父、父が従業員の皆さんと一緒に「希望」をもっ
て会社を繋いできた。それに私はありがとうと「感謝」する。でもそれだけで
はダメだ。従業員の皆さんとともに「希望」をもって生き、繋いでいく必要が
あるのだと。