鉄骨構造に必要な※1ガセットプレートは写真の様に切削油を掛けながら
ドリルで鉄板に孔をあけていきます。
その後、※2水切り台に移し水(切削油)を切ります。
当社で扱うガセットプレートのサイズや重量が大きくなってきたことを
きっかけに、一次加工で使用している水切り台の補強と改善を行いました。
長年使用していた水切り台は天板が木製のためガセットプレートの重さで
台がぬける恐れがあったため不要になった鋼板を再利用し木製から鋼製へ
変更、また台の一段目に額受けがなく、立てかけたガセットプレートが
滑った時に落下の危険性があるため、新たな鋼製のフラットバーを溶接して
補強しました。
全て工場内にあるものを活用して改善することができました。
安全面を強化したことで労災の可能性を減らし、より集中して業務に
取り組めそうです。
※1ガセットプレート:鉄骨構造の柱や梁などの接合部に用いられる鋼板で、
部材同士を接合するために使用されます。
※2水切り台:ガセットプレートにドリル機械でボルト孔を開ける際、摩擦
軽減と冷却の為に切削油をかける必要があります。水切り台はその油を乾かす
(切る)用途があります。
【ガセットプレートにボルト孔あけの様子】
【水切り台の改善前】
【水切り台の改善後】