安全な職場をつくるにはどうしたら良いのでしょうか?(これは、風通し
の良い職場、採算意識の高い職場などに言い換えても通じるかもしれませ
ん。)正直なところ私自身『これだ!』という正解はもっていません。安
全な環境であったり、安全に配慮した仕組み・ルールであったり、それを
生み出す文化が、安全な職場を生み出すのであろうとなんとなく思ってい
ます。

だとしたらそういう文化は何が生み出すのか?それは意識なのだろうと思
います。各人の意識というよりもこの場合、組織としての意識が大切なの
だろうと思います。例えば、保護具が大切だということで、私が工場の一
人一人に『保護具の着用!』と言って回ったとします。その時は社長が言
うことだから着けるかもしれない。しかし、そうすれば作業班長や工場長
は「安全は社長の仕事」だと思って無責任になってしまう。組織としての
意識、すなわちその場の長の意識が大切なのだと思うのです。

「安全パトロール」「安全朝礼」をしていると書きました。しかし、それは
その時、その瞬間の安全な環境を作っているに過ぎないし、形だけ作るのは
セレモニーでしかないのだろうと思います。その根本に強い安全に対する意
識がなくてはならない。

「組織としての意識、すなわちその場の長の意識」と書きました。そう考え
ると結局はその長の長である社長としての私の意識に帰結します。結局やは
り私の責任なのです。

 

毎月実施している安全パトロールにて、工場のゴミ箱に蓋がない為、
風でゴミが散乱する可能性あると指摘がありました。

もし散乱した場合、車両の搬入口でもある為、タイヤにゴミを巻き
込む可能性もあります。

使いやすさや紛失の可能性を加味し、蓋が一体となっているゴミ箱を
購入しました。

今回の改善を受けて、蓋がつくことで機能面や危険回避だけではなく、
見た目にもスッキリしたように感じます。

普段見慣れていると、風景と同化して見えがちですが何か改善できる
点はないか?という目線で過ごしていきたいものです。

【 before 】

 

【 after 】

 

田村製作所では10月21日より第59期がスタートしました。

11月6日に第59期の第一回目の安全朝礼が行われました。

新しい期の始まりに、気持ちも新たにし、安全意識をさらに高めて
日々作業していきたいと思います。

▽安全朝礼風景
毎月第一月曜日に本社、柏崎事業所、東京営業所の3拠点を
ウェブでつないでミーティングを行っています。

 

先日、本社・柏崎事業所・東京営業所、それぞれの拠点で健康診断を
実施しました。

今年は定期健康診断のほかに工場の方は、半年に一度の溶接ヒューム、
3年に一度のじん肺の健診も行いました。

年に一度、自分の生活習慣について見直す良いきっかけになります。

何をするにも身体が資本となりますので、結果の善し悪しに限らず、
健康に気を配る生活を心がけていきたいですね。

 

現在工場では非常に板厚の厚いBHの開先作業が必要な物件を製作中です。

通常の機械加工ではできないBHのサイズなのですが、ひらめきと工夫で
機械加工が可能になりました。

機械加工ができないとガス加工をすることになり、作業時間がかかり、
精度も劣ってしまうことになります。

効率もUP↑ 精度もUP↑ で、すばらしいひらめきです。

工場にあるシャコマンを改造してフランジを挟み開先機に入るように
工夫しています。

 

 

 

長岡本社工場のクレーンが一基壊れてしまいました。以前から「壊れたら
もう部品が手に入らないから、いずれ入れ替えなければいけない。」と指
摘されていたクレーンでした。早くに決断しなかったために、従業員の皆
さんに苦労を掛けてしまって申し訳ない思いです。

感じるのは「いずれ」は今日になるのか、数年後になるのかは別として必
ず訪れるということです。待っていても解消されることはない。もう部品
の生産が無い設備は「いずれ」使えなくなる。建設業は「いずれ」土日休
みになる。物価がこれだけ上がると、日本人の給与レベルは「いずれ」上
がってくる。私も「いずれ」引退する。おそらく実現する未来です。

今までは、古い機械を何とか使いこなす、使い切ることが普通でした。建
設業は土曜日も仕事が普通でした。仕事がないから、なんとか今の給料を
維持するのが普通でした。この「普通」という意識を突破するのは精神的
なハードルが結構高いです。

昔は男はちょんまげをするのが普通でした。でも今町中でちょんまげして
たら恥ずかしい。今の「普通」は近い将来の「恥ずかしい」です。

さあ、ちょんまげを切りましょう。切るほどの髪が無いのが残念ですが・・。

 

弊社ではフィリピンのマニラにあるS-Fabより3ヶ月交代で鉄骨製作に
おける勉強のため、交代でマニラの職員を招いています。

コロナ禍で一時は中断していましたが、現在は再開しております。

9月からは、クリスさんが柏崎事業所のメンバーと一緒に仕事をします。

これから少しずつ涼しくなると思うので、日本の四季も感じながら日本での
仕事を楽しんでもらいたいです!

写真左:クリスさん

 

皆さん、新聞って読まれていますか?私は「もうデジタルでいいや。」と
一瞬、読まなくなった期間がありましたが、デジタルだとどうしても俯瞰
して読めないし、情報が偏るので、改めて最近は読むようにしています。

多分、私の世代より上の多くの人が、親から「新聞を読め!」と育てられ
てきたのではないでしょうか。私の学生時代は、新聞の社説などから、大
学の受験問題が作られていたようなこともあり、新聞を読むのは当然、と
いう雰囲気であったように思います。

しかしながら、私は自分の子供に自信をもって「新聞を読め!」とは言え
ません。はたして自分の考え、持っている価値観がこの時代に合っている
と自信をもって言えないのです。

仕事でもそうです。先般、従業員の皆さんと面談した際に、「私の時は手
計算で梁の寸法やガセット位置を出すことは当然で、今でも手計算で検算
しないと心配なので手計算でチェックしています。」という話が出ました。
しかし、CADの発達で寸法の算出も自動化され、彼女も「自信をもって
手計算を後輩に勧めることが出来ないんです。」と話していました。

しかし、仕事の現場に立つと、その手間をかけた経験が、何か「これ、
ちょっとおかしいんじゃない?」という勘のようなものを生み、それが製
品や段取りの品質を生んでいるような場面に多く遭遇します。

本当に「新聞」や「手計算」は必要なくなってくるのでしょうか?それは
正直私にはわかりません。もし今必要でも近い将来全く不要になるのかも
しれません。しかし、今現在に責任を持つ人間として、「新聞を読め!」と
は言わずとも、「新聞はこんな良さがあるんだ。読んではどうか。」位の事
は言ってやるべきなのかな、と感じています。

 

9月になりましたが暑い日が続いています。
予報でも9月は例年に比べ気温が高いなんてことも耳にしました。

熱中症は自分では気が付きにくいものでもあり、気が付いた時には手遅れなんて
こともあります。

今回は暑さ指数(WBGT)を数値で表し、視覚で確認することができる熱中症指数
モニターを導入しました。

工場内でも場所により2~3度位暑さが違うので、3か所にモニターを置き測定します。

一定の数値になるとアラームが鳴り、休憩や水分補給などを促す目安となるよう
になっています。

自分では大丈夫だと思っていても、いつの間にか危険な状態なんてことも・・・
上手に活用し、まだまだ続く暑さに付合うしかないようです。

 

昨年、柏崎事業所の塗装場を改築しましたが吹き抜けにより雨風や雪で塗装作業に
大きく影響してしまったため、天候に左右されずスムーズに作業できるように
シートを取り付けました。

塗装作業のほかに、塗装前と後の製品を保管できるため製品の品質を保つのによい
改善策だったと思います。

天気がよく、まだまだ暑い日が続くのでシートは上げっぱなしですが、これからの
シーズン大活躍になりそうです!