弊社では、改善起案制度というものを設けています。

今回の改善は、その改善起案に焦点を当てたものです。

改善起案制度は、簡単に言うと、会社をよりよくしていくための改善点や
その方法等を社員から挙げてもらい、実行していくというもので、社員で
あれば誰でも提出できます。

また、1件の改善起案に対し「賞」を与え、その賞に応じた報奨金も出る
仕組みになっています。

その改善起案制度の見直しとして、改善起案とは別に「意見書」として、
投稿できる場を新たに設置しました。

意見書では、改善するべき点のみを挙げてもらい、後日、該当部署で、
処理するといった形になっており、匿名での投稿も可能とし、改善起案に
比べて、気軽に投稿し易いものとなっています。(意見書では、報奨金は
発生しないものとしています。)

また、改善起案書は、紙媒体での提出をメインとして運営してきましたが、
この意見書の設置に伴い、管理の面からQRコードを利用し、スマートフォ
ン・PCでの投稿ができるようにもしました。

今回の改善起案制度の改善により、社内環境をより良いものにするきっか
けになればと思います。

 

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

仕事はじめの1月6日、本社、柏崎共に安全祈願祭が行われました。

柏崎事業所については今回が初めての神主様を呼んでの開催です。

事前打合せや会場設定等、担当社員で協力して準備をしました。

当日は従業員全員で気持ち新たに、本年の無事故無災害を祈願する
よい機会となりました。

今年も1年怪我の無いようゼロ災でいこうヨシ!!

 

 

年末年始はなんと誘惑が多いのでしょう。年越しの名のもとに夜更かししちゃ
ったりして、その上、寝る前に年越しそばという、謎の炭水化物を食べたり
して。朝には皆で神棚に向かってパンパンと。お神酒をいただいて外出(運転)
不可・・。

果たしてその流れに身を任せてよいものかどうか?「正月なんだから」と思い
身をまかせつつも、急に腹筋しちゃたりして。でも、そのまま昼寝しちゃった
りして。

仕事始め2日前には、ペースを戻そうと決意し早起きするも、また昼寝。結局、
最後の晩餐とばかりに酒を飲む。

仕事始め前日。雪が積もって朝から除雪。疲れて昼寝。午後から床屋さんに行
き、やっと自分に勝利し机に向かう。今年の目標と、やるべきことを書き出し
、今週のタスクを整理する。

あぁ~、苦闘と葛藤の9日間。

仕事始め当日、早起きしてスーツに着替えて胸を張って会社に向かう。

あぁ~、仕事があるって素晴らしい!!

 

弊社は鉄骨事業の会社というイメージを強く持っていただいていますが、
中越地域をメインに、ホイストクレーン(天井クレーン、ジブクレーン、
モノレール等)の設置、各種点検、修理などを行っております。

クレーン事業としての一面をより多くの方に認知していただけるよう、
独立したホームページを制作しました。

ぜひお気軽にお問合せください。

↓クレーン事業部HP
https://crane.tamurass.jp/index.html

 

2tトラック用ステップの設置

柏崎事業所で使用している2tトラックに昇降用ステップを購入しました。

2t以上のトラックにも取付けが義務付けられた今、遅ばせながらの設置と
なります。

取付けが義務付けられて背景には、労働災害の中でも荷役作業中の事故が
占める割合が多いという事実があります。

お恥ずかしい話ではありますが今回は現場に行った際に社外の方からの
ご指摘を受け購入、設置に至りました。

こちらの製品は取り外しが可能であり、材質的にも軽量なため、負担なく
気軽に使用できます。

また足の置き場が広くなり、ステップの段数も2段に増えたため、悪天候
で滑りやすい環境下でも安全に昇降できます。

今後、このような法改正がありましたら社内で早急に対応していきます。

また、今回のような場合、設置は義務ですが使用するのは各個人です。

社員一人一人が意識を持ち、事故を起こさないために安全作業を心掛けて
いきましょう。

 

取付け前 トラック既存のステップのみ

 

ステップの購入、取り付け後

 

TBS系で日曜に放送されている、『海に眠るダイヤモンド』を観ています。
1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(軍艦島)を舞台に、石炭
で一稼ぎしようとした人たちが集まって、狭い島での人間模様が繰り広げら
れていく。

当時、端島(軍艦島)は人口密度が日本一だったそうですね。観ていて感じ
るのは、まずは、狭い島の中では今でいうところのプライバシーが無く大変
だな、ということ。しかし反対に、肌寄せ合って生きる、濃い人間関係がう
らやましいな、とも感じます。そしてそこにはここで稼いでやろうという希
望があった。

昔はわが社でも、「上がり酒」というのがあったと聞いています。仕事終わり
に一升瓶を湯呑に注ぎながら、あーだ、こーだと話をしてから帰ったのだと。
今では考えられませんよね。しかし今とは違う濃密な人間関係があったのだ
と思います。

時代は変われども、人間には居場所が必要で、少なくとも1日8時間生活す
る会社が従業員の皆さんにとって居心地の良い居場所であってほしいと思
っています。それは自分の机があるとかそういうことではなくて、「ここにい
てもいい」「ここで認められている」という許可、承認であり、「私の会社」「
俺の工場」「自分の事務所」と思ってもらえるかどうかだと思います。それの
根底は認め合う人間関係にあると。

その上で右肩下がりのこの時代に従業員一人一人がいかに希望を持てるよう
にしていくのか。経営方針書にも書いていないわが社の最大の課題です。

 

10/22(火)に新潟県鉄骨工業組合女性部様より21名の皆様を
お迎えして本社工場の見学会を開催させていただきました。

当日はまず、CAD現寸課が作成した現寸の仕事のながれや製作
図面をモニターでご覧いただきながらディスカッションを
させていただきました。

こちらでは図面の作図についてのご質問を多くいただきました。

その後、班に分かれて工場を見学していただきました。

工場では、溶接作業などの説明を交えながら、実際の作業を
ご覧いただきました。

女性部の皆様から、『工場内がきれい』との感想をいただき、
大変うれしくおもいました。

こんな感想をいただくと、社員全員で行う毎朝の清掃にも自然と
力が入るのではないでしょうか。

女性部の皆様たいへんありがとうございました。

 

鉄骨構造に必要な※1ガセットプレートは写真の様に切削油を掛けながら
ドリルで鉄板に孔をあけていきます。

その後、※2水切り台に移し水(切削油)を切ります。

当社で扱うガセットプレートのサイズや重量が大きくなってきたことを
きっかけに、一次加工で使用している水切り台の補強と改善を行いました。

長年使用していた水切り台は天板が木製のためガセットプレートの重さで
台がぬける恐れがあったため不要になった鋼板を再利用し木製から鋼製へ
変更、また台の一段目に額受けがなく、立てかけたガセットプレートが
滑った時に落下の危険性があるため、新たな鋼製のフラットバーを溶接して
補強しました。

全て工場内にあるものを活用して改善することができました。

安全面を強化したことで労災の可能性を減らし、より集中して業務に
取り組めそうです。

※1ガセットプレート:鉄骨構造の柱や梁などの接合部に用いられる鋼板で、
部材同士を接合するために使用されます。

※2水切り台:ガセットプレートにドリル機械でボルト孔を開ける際、摩擦
軽減と冷却の為に切削油をかける必要があります。水切り台はその油を乾かす
(切る)用途があります。

 

【ガセットプレートにボルト孔あけの様子】

 

【水切り台の改善前】

 

【水切り台の改善後】

 

今年も冬が来るのはほぼ確実なように、先が見えない世の中といわれる中で
も、やはり確実に来てしまう未来があるわけで・・。私が来年もっと年を取
ってしまうとか、日本の人口がどんどん減ってしまうとか。

そんなことを考えながら先日手に取った本がとても中小企業経営者の立場か
らみると肌感覚に合致していてとても良かったので紹介したく思います。

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『本当の日本経済』          坂本貴志著
データが示す「これから起こること」  講談社現代新書
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日本は賃金が上がらず、失われた30年といわれていますが、統計を見ると、
高齢者や女性の社会参画が進むことで、人手不足を補いながら確実に一人当
たりの労働時間が減り、同時に時間当たりの給与(時給)ベースでみると確
実に増えている。こう見ると人口減少という環境変化に応じてしっかりと適
応してきているといえるようです。

しかしながら人口減少がこれから加速していく中で本書は次のように予測し
ています。

1,人手不足はますます深刻に
2,賃金はさらに上昇へ
3,労働参加は限界まで拡大する。=高齢者、女性の社会参画の最大化
4,人件費の高騰が企業利益を圧迫する。
5,資本による代替が進展 =機械化、DXによる省力化
6,生産性が低い企業が市場から退出を迫られ、合従連衡が活発化する。
7,緩やかなインフレーションの定着
8,優先順位の低いサービスの消失

うーん・・。経営者の立場で見ると、変化が求められるとても厳しい環境で
すね。しかし、1から8までクリアするとしたら会社は発展せざるを得ない。
社員にとっては給与が上がり、休日も増えるという、とても良い環境。『みん
ながよくなる。』を経営理念とするわが社としては最高の環境といえるかもし
れません。

おっちゃん、まだまだ頑張らにゃ。酒が弱くなったと弱音を吐いている場合で
はありません。

 

 

 

令和5年4月より義務化となりました、金属アーク溶接等作業に用いる
呼吸用保護具のフィットテストを本社・柏崎事業所にて行いました。

普段使用しているマスクが適切に装着できているか、機械を使用し、
マスクの外側・内側の粒子濃度を測定してもらいました。

またアドバイス等もいただき、正しい装着方法を再確認できました。

毎年、フィットテストを実施し、溶接ヒュームによる健康障害を防いで
いきましょう!

本社

 

柏崎事業所