先日、ある経営者様のお話をお聞きする機会がありました。
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学生向けの就職説明会に参加したが、自社のPRをしてもなかなか学生が集ま
らずうまくいかなかった。自社のブースに人も集まらないので、たったひとり
来た学生と、雑談のような人生相談のような話をしていたら、「そんなに親身
になってくれる社長さんがいる会社なら入社したい。」と言ってくれた。それま
では自社の良いところをPRすることが大切だと思っていたが、一人一人の声
に耳を傾けることが大切と気づいた。それから採用活動がうまくいきだした。
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こんな内容でした。
それを聞いたまた別の経営者の方が感想としてこんなことを言われました。
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同じく社員を大切にするにしても、今までは「利益を出して、それを社員に還
元して社員を幸せにするんだ。」というある意味自分勝手に、利己的に社員の
幸せを考えていたように見えた。しかし、このエピソードを聞いて、本当の意
味で社員の幸せを考えられるようになったのではないかと感じた。非常に成長
されそれが業績に表れているのだと感じる。
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あっ、俺か?!弊社の経営理念は『みんながよくなる。』つまり社員みんなが
よくなることを理念としているわけですが、それなのに中々うまくいかない。
それって私が利己的に、自分勝手に、社員を良くしようとしているからかもし
れません。