溶接積層実験&パス間温度管理勉強会

先日、柏崎事業所の工場におきまして、溶接の勉強会が行われました。

最初に溶接の積層実験について概要が説明された後、測定器具の実物の紹介と
実験の実演が行われました。

パス間温度とは、鋼材の溶接行う際、1パスの溶接後、
次の溶接が始まる前の鋼材の温度のことです。

パス間温度が高い状態で溶接を行ってしまうと、溶接部の強度が弱くなってしまうので、
規定値以下のパス間温度を保ち、溶接を行うことが大切であると知ることができました。
(※今回のパス間温度管理値は350℃以下)

実演で使用された鋼材の厚みは25mmであったので、溶接回数は21パスと多かったです。
最初はパス間温度が350℃を超えることはありませんでしたが、後半になるに伴って、
1パスの溶接を終えると350℃を超えるようになりました。

超えた場合は、一時待機して、温度が下がった後に溶接を再び開始しておりました。

今回、完全溶込み溶接やパス間温度の管理をじっくり見学することができて、
大変、有意義な勉強会でした!