闘争心の”赤”

 

皆さん、年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか?私はやはりコロナの
影響もあり、非常に静かな正月を過ごしました。改めて会社のことだけでは
なく、自分自身についても見つめなおす良い時間を過ごすことが出来ました。
改めて自分自身の人生をトータルで眺めると、やはり田村製作所という会社
の存在が自分自身にとって大きな存在であることに気づかされます。田村製
作所で一生懸命に仕事をすることが、自分自身の人生を充実させ、家族を守
り、そして従業員の皆さんを幸せにする、とまで言ってはおこがましいかも
しれませんがですが、少なくとも従業員の皆さんに給与、その他で良い影響
を与えることができる。そしてお客様から評価していただけるような仕事を
していければ、お客様・社会にも認められ、自分自身の幸せに返ってくる。
そんな存在だと改めて自覚できました。

今年は昨年に続き、コロナの影響が大きく出る一年になるかとおもいます。
大切な田村製作所、大切な従業員の皆さん、そして大切なお客様との関係を
しっかり守っていくために、ここにどう立ち向かうかが大切な一年になって
くるかと思っています。私は下記の2つのことを念頭に置きこれからの一年
を過ごしていきたいと思います。

一つ目は、「景気を言い訳にしない。」ことです。「景気が悪いから、しょうが
ない。」と言ってしまうのは簡単なことです。今は国の施策で雇用調整助成金
などもあり、仕事がなくとも給与を払っていくことは出来るかもしれません。
あきらめてしまうのは簡単なことです。しかし、それを簡単に選択してしまっ
ては、従業員の皆さんに賞与を払う事もできず、前向きに仕事に向かっていく
ことは出来ません。経営理念である「みんながよくなる。」を実現するためには、
ここに闘争心をもって立ち向かっていく必要があると思っています。

二つ目は「コロナに前向きに立ち向かう。」ことです。感染症は怖いです。それ
は私自身もそうですし、従業員の皆さんも同じかと思います。しかし、そのこ
とで仕事の動きを止めてしまっては、経営理念「みんながよくなる。」には向か
っていけません。かといって、仕事が大切だからと、コロナの危険を顧みず、
コロナ以前のように進んでいっては感染の危険が高まります。大切なのは「コ
ロナだから、」と動きを止めてしまうのではなく、「コロナだからこそ、」感染症
に配慮した仕事の仕方、営業の仕方、組織運営の仕方を改めて考え実行してい
くことだと思います。そしてそのような創造的な仕事の仕方が、新しい時代に
マッチし、かっこよく言えばイノベーションにつながっていくのだと思います。

というわけで、今年のテーマカラーは「闘争心の”赤”」。
希望を持った一年、そしてそのための戒めとしての所信表明とします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。