♡ハート♡

先日、ある案件で耐風梁の合番の記入方向を左右間違えるという不具合があ
りました。合番は製品の識別番号を、その製品ごとに記入するもので、その
記入方向により、製品の取り付け方向を認識するものです。ですから記入方
向を間違えることで、製品が左右逆に取りつくことになってしまったわけで
す。現場にもご迷惑をおかけし恐縮ですが、反省し次回同じことが起きない
よう対策をとっていく所存です。しかしながらこのことは「不具合が起きま
した。」「反省し対策を取ります。」の二言で終わってよい話なのでしょうか?

現場では胴縁を取り付けようとするが収まらない。理由を検討するとどうも
取り付け方向が違う。現場代理人は、お客様に頭を下げて事情を説明し、す
でに決まった工程の中で鳶さんに無理をお願いして取り付け直しをしてもら
います。鳶さんは最上段の梁に上ってウィンチを取り付けます。そして、こ
れまた高い位置にある耐風梁まで登り、ウィンチをかけ耐風梁を取り外しま
す。下におろしたら、よいしょっとひっくり返しまた取り付け位置まで上げ
て取り付けそこまでやってやっと完了です。

「あ~~、失敗した・・。」と思いますよね。本当に思います。そして対応し
てくれた現場代理人、そして鳶さんが対応してくれたことを本当にありがた
く思います。そこまで思い、感じればもう絶対失敗したくないと思うはずで
す。そこまで来て初めて失敗は無くなっていくのだと思います。

こういう話を「処理」してはダメだと思います。しっかり会話して、気持ち
で、♡ハート♡で感じることが大切なのではないでしょうか。