というわけで、コンコン咳をしながらパソコンに向かっております。やは
り体調を崩しているとどうしても考えが後ろ向きになります。仕事をしてい
れば常にいろいろな問題を抱えているわけで、それらの問題を問題として
悪いほうにとらえてしまいがちになるようです。
先日、ボクシングの井上尚弥選手の世界タイトルマッチが行われ、楽しみ
にしていた私はすでに体調を崩していたので、横になりながら観戦してお
りました。その日はメインの試合以上にセミファイナルの試合が非常に盛
り上がり、攻守入り乱れた熱戦で、ダウンを取られた武居由樹選手が最終
回に挽回しギリギリの判定でタイトルを防衛しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%B1%85%E7%94%B1%E6%A8%B9
いつも早寝の私も、その日は咳で眠れず、その後の記者会見まで見ており
ました。武居選手はその熱戦、苦戦を物語るように顔を腫らして登場しま
した。「今日の試合を振り返っての感想を?」という記者の質問に、私は
「苦しい試合だった。」「厳しい試合だった。」という答えを期待していま
した。
しかし、その答えは私の意に反して、「とても楽しい試合でした。」という、
全く意外なものでした。思わず「あれだけ顔が腫れるまで殴られて、ダウン
まで取られて、楽しかったんかい?!」と突っ込んでしまいました。(咳し
ながら、心の中だけですが・・。)その後の質問にも彼はいかにも楽しそう
に答えていました。
考えてみれば咳がひどいといってもただの風邪だし(コロナ陰性でした)、
仕事で起きる問題も、前を向いて立ち向かえば、次なるステップへの一歩
になるはずです。結局は事実をどうとらえるか?なのですね。
「あー、咳が出るってなんて楽しいんでしょう!・・・でも喉イタ。」
※その後、田村正光は順調に回復し、配信日当日はピンピンしていることを
ご報告いたします。