安全第一

知床の遊覧船の事故は報道を見ていて心が痛くなります。楽しい観光のは
ずが本当に悲惨な事故で、当事者の立場に一瞬でも立つと恐ろしい気持ち
になってしまいます。

携帯電話の不備や、船の不十分な整備、運航ルールの不徹底など色々なこ
とが報道では指摘されています。他人事として批判するのは簡単ですが、
果たしてわが社に置き換えて考えると、わが社も突っ込みどころ満載で他
人事ではありません。

先日、わが社でグラインダー作業時の粉塵が目に入ってしまうという労災
事故がありました。保護メガネは着用していたものの起きた事故で大事
には至らず、その後の対応もしっかりされていました。

問題はそのことがすぐに私の耳に入らなかったことです。「社長には報告
不要」という扱いになってしまっていました。これは私の日々の安全に対
する姿勢、取り組みが足りず、安全を軽く扱ってしまっていたことによる
ものと反省しています。

仕事での失敗は「良い経験」になりますが、事故は絶対に「良い経験」に
はなりません。だから「安全第一」は本当に「第一」なのです。そして事
故は小さなことの積み重ねで起こります。ですから小さなことをないがし
ろにしてはいけない。小さなことほど大騒ぎしなければいけないと大反省
です。