電車でお年寄りに席を譲る私

先日、新潟県鉄骨工業組合長岡支部の勉強会があり、その中で鉄骨加工業の事業
所数の推移の資料があり、数十年前と比べ「結構減ったんだね~。」という会話
になりました。その中で何とか生き延びることができているのはある意味奇跡的
です。それにしてもわが社の社内を振り返ってみればいつも問題だらけで、決し
て他社より優れているとはお世辞にも言えません。(社員はまじめで優秀ですが。)
なぜ生き延びてこられたのかを考えさせられました。

本年度より、クレーン協会さんの技能講習の会場として弊社の工場を提供させて
いただいております。これまでも労働基準協会さんの特別教育の会場としても提
供させていただいておりましたが、さらに講習会場としてご協力させていただく
機会が増えたことになります。

当初クレーン協会さんから今回のお話をいただいたときは、結構会場設営に手間
がかかるし、休日に社員の出勤が必要なためお断りしようと考えていました。そ
のことを父である会長に報告すると、「そういうことはできるならお手伝いしたほ
うがいいんだよな~。社会貢献だよ。」との言葉が返ってきました。

あ~、そうか。こういう姿勢、考え方で経営をしてきたから田村製作所は何とか
皆様の中で生かさせていただいてきたんだ。こういう考え方で仕事をしていけば
誰も田村製作所を潰したいなんて思わないはず。そんなことを思いました。

というわけで先日東京に出張してきた折、山手線でお年寄りが立っておられたの
で席を譲りました。なんだかあったかい気持ちになりました。