反省

今月の私のテーマ・目標は「毎日、反省メモを書く。」です。毎朝、前の日の
一日を思い起こし、反省しメモにしています。(本来寝る前に書くべきですが、
夜はほぼ酔っぱらっていますので・・。)

この一週間のメモを読み返してみると、いやなことがあると落ち込んだり、怒
ってみたり、またちょっとでもよいことがあると喜んで機嫌がよくなったりと
日々感情の中で判断したり行動したりしていることに気づかされます。それに
してもそんな状況で日々正しい判断・行動ができているのか?と不安になって
しまいます。

今、お楽しみの半身浴読書タイムに、司馬遼太郎著の「峠」を読んでいます。
その中にこんなエピソードが出てきます。主人公の河井継之助に弟子が「河井
さんはなんのために修行をしているのですか?」と問います。その問いに河井
継之助は、「肥桶を担いだ百姓とすれ違いざま、汚物がぴゃっと自分の袖にかか
ったとする。武士には上意討ちの権利があり斬捨てることもできる。しかしそ
うすれば百姓たちの反発は必至で、自分自身もよければ改易、悪ければ切腹。
武士の誇りを守るのか?それとも自己の保身を優先するのか?そのような難し
い判断を瞬時に正しくするために修行をするのだ。」と。

日々、私たちは多くの決定をし、それに従って行動しています。朝何時に起き
るのか?お昼ご飯は何を食べるのか?仕事となればもっとシビアな決定をして
います。それをどれだけ真剣に決定しているのかが、長い時間をかけて人生を
形作っていく。そうであれば日々自分自身はどのように判断し、行動したのか
を反省し、次に生かすことが重要です。

しかし、そんなことを考えつつも結局、「昨日も飲みすぎた・・。」と反省して
しまうのはなんででしょうか?